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2024.11.18
特別なひとときに、ありがとうを添えて。暮らしを彩る、駿河竹千筋細工とともに。
駿河竹千筋細工は、他に類を見ない優美さが特徴です。
細やかな竹で織りなされた美しい佇まいは、静岡ならではのもの。

職人たち自ら竹を育て、原料を生かし、ものづくりと向き合う。
熟練した職人の技術を経て仕上がる工芸品は、一つとして、同じものはありません。
今回は、同じ時を過ごしてきたお二人の今までを記念して、
駿河竹千筋細工「淡路手付き角菓子器一段」をご用意いたしました。

淡路結びは、末長く続くようにという想いが込められた真心の証。
縁起のいい結びは祝いの席で重宝され、今日まで愛されてきました。
また、駿河竹千筋細工の特徴は、なめらかな角のない丸ひごにあります。
それは、虫籠を作った際に、中の生き物を傷つけないための配慮が始まりだと言われてきました。

大きな虫籠は、屋敷内で悠々と虫の音色を楽しめるように。
小さな虫籠は、旅路で持ち運び、慣れ親しんだ音色と過ごせるように。
依頼主が大切に扱うものは、同じように大切に扱う。
そんな職人たちの心遣いと忠誠心が、文化を継承させた所以なのかもしれません。
暮らしの中で季節を感じ、自然を通して愉しみを見出す。
先人達の美意識に寄り添うように、発展した駿河竹千筋細工。
何気ない日々に、伝統工芸品を。
文化と美意識が織りなす豊かさを、是非ご堪能ください。